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台風・突風に強い家へ|多摩の被害分布と屋根設計の勘所

多摩地域の台風・突風リスクを徹底解説! エリア別の被害傾向と地形のクセ、屋根を守る推奨仕様や点検ポイントをわかりやすく紹介します。 初めてのメンテ計画でも迷わないための実務ガイドです。

多摩地域の台風・突風マップ|被害分布と備える屋根仕様【保存版】

多摩地域の台風・突風マップ|被害分布と備える屋根仕様【保存版】

「どこが飛びやすい?」「何を強化すべき?」を地形×風の通り道で読み解き、素材・固定・雨仕舞まで“実務で効く”仕様を提案

結論(この記事で伝えたいこと)
  • 1 多摩地域は台地の縁・河川沿い・谷筋などで局所的な強風が起きやすい。屋根被害は風の抜け方向×固定不足×雨仕舞の組合せで発生しやすい。
  • 2 素材選びより留め付け・下地・棟の納まりが決定打。役物・貫通部・棟換気の設計と検査で体感被害が大きく減る。
  • 3 施工直後から点検サイクル(年1+台風後)と写真管理を回すと、保険申請や補修がスムーズ。無料をうたう勧誘には慎重に。

風の通り道マップ(概念図)

多摩地域は武蔵野台地の段丘・多摩川・浅川・秋川沿いの低地・丘陵の谷筋が入り組み、台風や発達した積乱雲のダウンバースト局地的な強風が発生しやすい地勢です。下図は方角と地形の通風の概念を示したもので、実測データに基づく危険度分布図ではありません。

多摩川(概念) 南〜南東の主風(台風時の一例) 台地縁 台地縁 主風(方角の目安) 河川・低地 谷筋の通風
読み解き方:河川沿い・谷筋・台地の縁では風の加速・剥離が起き、屋根面の吸い上げ力が強まりやすい。角・棟・ケラバの納まりに特に注意。

地形別リスクと着目点

A:河川沿い・低地
  • 風が川筋に沿って加速。堤防越しの剥離渦で屋根角が持ち上がりやすい。
  • 雨量も増えやすく雨仕舞(重ね・防水シート納まり)の厳守が必須。
  • 推奨:役物のビス増し・棟の連続固定・貫通部の二重防水
B:台地の縁・高所
  • 崖線・段丘崖付近は風の鉛直成分が強く、棟板金が外れやすい。
  • 屋根が広いほど差圧の影響増。棟換気と固定の設計力が問われる。
  • 推奨:高耐風仕様の役物・貫板の耐久材、端部の下地増し張り
C:谷筋・切り通し・街路の風道
  • 狭い空間で風のベンチュリ効果。ケラバ・軒先の負圧が増す。
  • 飛来物リスクも高い。雨樋・破風の固定&厚みを見直す。
  • 推奨:ケラバの役物補強・樋金具の間隔管理・厚板材の選定。

屋根仕様:素材・固定・雨仕舞・換気

素材の考え方(概略)
  • 金属(ガルバ):軽量で耐風性と相性が良い。雨音は下地で緩和。
  • スレート:コスパ良。固定・重ね・再塗装サイクル管理が鍵。
  • :重厚・長寿。固定設計と雪・強風計画が必須。
固定(目安の考え方)

メーカー・地域基準に従い、端部ほど密に。以下は考え方の一例(必ず仕様書を優先)。

  • 棟板金:貫板の耐久材(樹脂や高耐久木)+役物ビスの所定ピッチ厳守。
  • ケラバ・軒先:端部下地の増し張り+短ピッチ留め。
  • 雨樋金具:間隔の適正化(強風・積雪を想定)。
雨仕舞・防水
  • 重ね幅・立ち上がり・シート方向は図示・検査。
  • 貫通部(配管・アンテナベース)は一次+二次防水
  • 低勾配は納めやすい金属立平等を検討。
換気・結露
  • 棟換気+軒裏吸気の連成で通気確保。
  • 断熱材の連続・気密欠損を点検。雨水逆流を防ぐ換気役物。

仕様比較(概略の目安)

観点 金属 スレート
耐風対応 端部強化・立平等は低勾配にも対応 役物・留め付けのピッチ管理が要 固定方式の厳守・雪荷重計画
重量 軽い(耐震有利) 重い(設計と相性)
メンテ 下地と塗装サイクルで安定 再塗装前提・点検重視 棟周り中心に点検

※上表は一般的な考え方。最終判断は現地条件とメーカー基準を確認。

台風前後の点検&撮影リスト

台風前(予防)
  • 棟・ケラバの浮き、ビス緩みの有無
  • 雨樋の詰まり、金具の曲がり
  • アンテナ・配管の固定とシール
通過後(記録)
  • 全景→近景→破損部の順で写真と動画
  • 屋根は登らず高所カメラを使用
  • 室内の天井シミ・漏水跡も撮影
応急処置
  • 養生シート・止水材の領収書保管
  • 危険箇所には近づかない(専門業者へ)

保険申請の勘所(原状回復の原則)

  1. 安全確保→記録→応急処置→連絡の順。修理前に保険会社へ連絡が基本(やむを得ない応急はOK)。
  2. 原状回復を基準に見積を部位・数量で明確化。グレードアップは別計上。
  3. 写真には全景・近景・型番/部材を残す。事故日と撮影日の整合を意識。
注意:補償範囲・免責・支払条件は契約で異なります。証券と約款を確認してください。

Q&A

Q. 素材は結局どれが安全?
A. 条件次第です。強風対策は端部補強・棟の固定・雨仕舞が最優先。素材は重量・勾配・デザイン・将来の維持で選びましょう。
Q. 年にどのくらい点検すべき?
A. 年1回+台風・雹の後が目安。棟・ケラバ・樋・貫通部を重点的に。
Q. 「保険で無料」は信用していい?
A. 適用の可否を決めるのは保険会社・鑑定人です。過剰な勧誘・高額な手数料には注意し、相見積と証券確認を。

台風・突風に強い屋根、プロが現地で最適解をご提案します

屋根/外壁の点検・補強・保険申請のご相談は無料。撮影・見積フォーマット・申請時の注意点まで一括でサポートします。

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